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執筆者の写真貴之 辻

鹿児島のヘアオイル

京都市下京区「桝掛美容店」店主の辻です。

だいぶブログも放置してましたが、やっと秋の足音が聞こえてきましたね。


今回は新しく導入してみたヘアオイルとの出会いとご紹介です。


TE.ONというメーカーをご存知でしょうか。

恥ずかしながら知らなかったのですが、知ったきっかけは一本の電話でした。


ある日の暇な時間に鳴った電話。

どうせ何かの営業かなと思って出ると、

「わたくし鹿児島で畑をやってまして、、」


?、、これは新しいパターンの入口や。


野菜か果物か何かしらの営業かと思ってたんですが、

鹿児島で栽培した植物を原料に製品を作られてるそう。

電話の感じでは怪しげな雰囲気ではなさそうだったので

実際に来ていただくことになりました。

電話中にホームページも見てたんですけどね。


で、お店に来ていただいてお話を聞いたり、

実際に製品を見せていただきまして。


今、うちでシャンプーやスタイリング剤を扱ってるOWAYと

同じようなことをされてるメーカーさんだそうで、

自社農園で育てた植物を使って、昔からの製法で作られてるとのこと。


OWAYはイタリアのメーカーですが、こちらは日本製で

原料も全て鹿児島を中心とした日本のもの。

営業さんのお話では日本のオーガニックのものでも

一部海外の原料を使ってるメーカーもあるらしいんですが、

原料全てから製造まで正真正銘のメイドインジャパンだそうです。


しかし残念ながらといいますか、

ヘアケアの製品は始まったところで、

現在ヘアケアの類はヘアオイルのみとなっております。


元々の製品ではアロマオイルやルームフレグランスで、

畑で採れる植物に限りがあるため、あまり知られたメーカーではないですが、

星野リゾートなどのアメニティでも使われてます。


との殺し文句でした。

肝心のヘアオイルはといいますと、

しっとり系のLotus

艶やかサラッと系のGinger

の現在は二種類となっております。


Lotusは硬い髪向けで、白蓮の優しい香り

Gingerはオールマイティな髪質に対応しており、生姜のスッキリした香り。

見た目も洒落てます。




どちらも椿オイルがベースとなってるんですが、

非常に高い純度の椿オイルのため、ベタつきが少なくなっております。


ただ、実際に使ってみた感じでは、

今まで使ってたOWAYのオイルと比べると少し重いかな、と感じました。

その辺りは好みもあると思いますが、

癖や乾燥の広がりが気になる方には良さそうです。

結構まとまります。

あとは今までスタイリング時にドライ状態ではオイルとバームを混ぜて

束感や艶感を出してたんですが、

ヘビーなオイルだと一本で表現できるので便利です。


営業さんのお話だと、

椿オイルの原料となる椿の実をプレスしてオイルを抽出するのに、

純度が低い椿オイルだと黄色い色味なんですが、

こちらは高純度なので透明のオイルだそう。

なのでベタつきが少なく、ボディオイルとしても使用できます。


面白いのが鹿児島には椿の木が多いらしく、

現地のおじいちゃん、おばあちゃんに拾ってもらったのを買い取って

原料にしてるそうです。


そんなところや製造に関してのストーリーにも魅力を感じて、

お付き合いさせていただくことになりました。


ただ、こだわりが詰まってて高価なのと、

自然の植物原料なので、植物の育ち具合によっては

一度欠品すると次回の入荷までが長くなることがあります。


その辺りはOWAYと同じく少し尖った部分もありますが、

何より大量生産にはない、人の手が通ったことを感じる製品、

確かなものを選びたい方には気に入っていただけると思います。


店頭では詳しい説明、髪質に合った提案もさせていただきますので、

よろしければ。





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