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執筆者の写真貴之 辻

古民家美容室ができるまで①

京都市下京区「桝掛美容店」店主の辻です。


さて、開業に向けて諸々の準備を進めながら、ついに店舗の工事です。


まずは建物内部の解体。


完全に家でしたからね。

古民家の残せる部分は残す、との要望でしたが、

実際に解体してみると色んなことが発覚してきます。

まずは契約する時に発覚したんですが、築年数が120年超だったんですよね。それも推定。

登記によると明治41年から課税の記録があるそうな。

見た感じで昭和頃かと思ってたんですが、何度か改築されてたんですね。


そんな建物なんで、柱や屋根の構造自体はわりと無事だったんですが、

やっぱり元々の土壁なんかは崩れてる部分があったりしました。

あとは以前の改築時におかしなことになってたりとか。


土壁の状態。

結構やられてますね。崩れて中の竹が出てきてます。


そして色が微妙。。


写真では伝わりにくいんですが、何か見たことない色の壁だったんです。

何かオレンジぽい茶色みたいな。

当初は補修後、空き付けで色も変えられるとのことでしたが、

凸凹がひどくて鏡を設置するのが難しいとなり、

新たに壁を作る方向になりました。



逆サイドの壁もこんな感じ。

120年の歴史を感じさせます。





天井はこんな感じ。

写真左側はまだよかったんですが、右側の天井が分かりますかね?

おそらくどこかのタイミングで二階の床が変わってると思われるんですが、

梁に乗っかってる床下が、わりと雑な感じになってるんですよね。

そのまま使うのは見栄え的によろしくないので天井の新たにすることになりました。




入口側の二階部分は取っ払って吹き抜けに。

これはやってよかったです。

室内が明るくなったのと開放感が変わりました。

窓は変えるか、それは後からでもできるのでまだ考え中でした。


解体は一週間もかからずに終了。

ここから作り上げていく工程に入ります。

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